私たちの健康を保つためには、規則正しい生活習慣、バランスのよい食事、適度な運動の3つが不可欠。それに加え、定期的な健康診断が欠かせないものです。脳内の健康をチェックするための検査は「脳ドック」。それでは、人間ドック とは、どのような点が違うのでしょうか。健康チェックと言う意味においては、「脳ドック」も「人間ドック」も同じです。
ただ、人間ドックは心臓や肝臓などの臓器がちゃんと機能しているかどうかを調べるもの。生活習慣病に近づいていないかが重視される傾向にあります。脳疾患については基礎的な検査のみ行います。一方、脳ドックでは、脳の専門家のもと、脳に特化した詳細な検査が行われるのです。人間ドックでは見つからなかった脳血管の瘤や梗塞などが見つかることも多いのです。
ということは、人間ドックでは脳の詳しい状態を把握することは難しい場合もあるということ。もし、脳疾患が気になる方は、人間ドックではなく脳ドックを受けることをオススメです。最近の人間ドックでは、オプションとして脳の検査をしているところもよく見かけるようになりました。けれども、人間ドックでは同時に脳ドックの検査を受けられないことも多いのです。
また、検査する側にも高度な知識が要求されます。脳疾患を予防し進行させないためには専門の知識がなければ難しいことですよね。ご存知のように、脳ドックはMRIやCTといった最新機器を使用します。検査する範囲を直接目で確認する訳ではなく、画像による判断を行わなければならないのです。
MRIやCTで、いくら詳細なデータが得られたとしても、画像の上で小さな動脈瘤を判別するのは難しいもの。他の血管と区別がしにくく、経験豊富な医師でなければ判別は困難なものなのです。オプションのひとつとしてではなく、専門的視野に立った脳内の検査を受けたいという方には、脳ドックを選択する方が賢明だと言えるのです。