脳ドックを受診して、認知症が見つかることもあります。元来、脳ドックは「脳卒中」や「脳腫瘍」などの早期発見・早期治療を目的として行うもの。ですが、検査を受けたところ、思いもよらず脳の萎縮が見つかり、「認知症」という診断がくだされる場合もあるのです。脳に萎縮があるということは認知症の症状そのものです。
日常生活で物忘れが多くなったり、やろうと思っていたことを忘れて、別のことを始めてみたりという症状が起こってきます。ひとことに「認知症」といっても、大きく分けると2種類あります。脳梗塞などが原因で発症する「脳血管性認知症」と、「アルツハイマー型認知症」です。「アルツハイマー型認知症」は、よく耳にする病気なのですが、いまだ分からないことも多い病気。
どちらの病気も、軽度の時は全く普段通りの生活を送ることができるので、本人も周囲の人も「認知症」だと気が付かないケースも多いもの。そのため、脳ドックを受けて初めて知らされるという場合も多いのです。認知症の症状でよく知られているのが、「物忘れ」。ご飯を食べたかどうかすら忘れてしまうというほどの場合もあります。そして、もうひとつ。感情が不安定になりやすいという特徴もあります。
興奮しやすくなったり、急に泣いたり、笑ったりと感情が目まぐるしく変化し、また激しくなるなのです。そんな不審な様子が見られるようになったら、早めに脳ドックを受診しましょう。認知症は放置しておく進行します。「アルツハイマー型」では、進行すれば「徘徊」や「暴力」、「窃盗」などを引き起こしてしまうことも。
自分で善悪の判断がつかなくなるのです。ということは、危機管理能力が失われてしまうということ。突然、行方が分からなくなったかと思うと、交通事故にあっていたということも。逆に、他人にケガを負わせてしまうケースだってあります。脳ドックを受けていれば、そんな取り返しのつかないような状態は回避できます。予防できるのです。もし、不安な方は脳ドックに加え、物忘れドックを受けてみるのもオススメです。