脳ドックの検査では、脳卒中の中の1種「クモ膜下出血」の危険性も調べることができます。「クモ膜」とは脳を守る髄膜の内にある膜。外側から2番目の膜がクモ膜なのです。その名の通り、クモの巣のように線維が入り組んでいるのが特徴なのです。本来はそのクモ膜下には空間があるもの。
ところが、そこで出血を起こすと脳脊髄液と血液が混ざった状態となり、激しい頭痛と吐き気に襲われるという症状が現れるのです。脳ドックでクモ膜下の検査が行われる理由は、「クモ膜下出血」を起こしてしまうと、そのまま命に支障をきたしてしまう危険性が非常に高くなるからなのです。しかも、一度発症してしまうと、再発症する可能性もあるので、細心の注意が必要なのです。クモ膜下出血は若い年代でも起こる病気です。働き盛りのあなたは要注意ですよ。
「クモ膜下出血」は致死率が非常に高いとも言われています。出血後4週間でおよそ50%が死亡するというデータもあるほどです。命を取り留めたとしても、重篤な後遺症が残ることも多いのです。完治する割合は約20%とされています。脳ドック検査の重要性が分かりますよね。そんな命に支障をきたす「クモ膜下出血」の原因は、「脳動脈瘤」が破裂すること。
ですから、脳ドックで動脈瘤が発見されたらすぐに、何らかの対策をしたいもの。それが出血を予防するために必要なことなのです。食生活の改善をはじめ、生活習慣を見直すことも必要です。「クモ膜下出血」は喫煙、アルコール、高血圧の影響を受けると言われます。また、家族にその病歴があると、発症リスクも高まるとも言われるのです。
喫煙、アルコール共にたしなみ、高血圧気味の方は、十分注意し、禁煙、アルコールは控えるようにしましょうね。リスクが高いと思われる方は、脳ドックを毎年受けるようにすると安心です。毎年自分の誕生日は脳ドックの検査日!と決めて、脳の健康を心掛けるようにしてみてはいかがでしょうか。