多くの脳ドックが重視している検査項目に「脳梗塞」の検査があります。脳梗塞は、脳卒中と呼ばれる中のひとつの症状なのです。脳内の血管でトラブルが起こるのです。血液の流れが詰まってしまったり、せき止められたり・・・そして、ついには脳細胞が壊死してしまうのです。脳疾患でも比較的よく起こるのが「脳梗塞」で、脳ドックでは慎重に血管状態を調べます。
血管が詰まっていないか?詰まりそうなところはないか?と丁寧に調査するのです。この脳ドックによって、脳梗塞の早期予防と治療が可能となるのです。この脳梗塞には、実は2つのタイプがあります。ひとつ目は「脳血栓」。高血圧や動脈硬化が原因となって、脳の血管内に血栓が出来てしまうのです。血管が詰まって血流が止まるという病気です。
もうひとつは「脳塞栓」。脳以外の場所で発生した脂肪などの塊が血流によって脳に運ばれしまうのです。この運ばれた脂肪の塊などによって、血の流れがせき止められてしまうという症状です。「脳梗塞」になってしまうと、その症状は重く、意識障害を筆頭に、麻痺、視力障害、嚥下障害などが起こってしまいます。
治療が終わっても、社会復帰するまでには長いリハビリテーションが必要となるケースも多いものです。また発症後、再発の可能性も高く、定期的に脳ドックを受け経過を観察する必要があるのです。もちろん、生活習慣にも気を配らなければなりません。脳梗塞は、食生活に注意するのはもちろん、肥満にならないよう適度な運動も必要。禁煙・禁酒も必要なのですよ。
特に血栓ができやすいタイプの方は、血液をサラサラにするよう心掛けましょう。それには、青魚や玉ネギなどを食べること、そして坑血小板薬を飲むことです。食べ物で効果がでない方は、投薬治療も効果的なのです。
そして何よりも、脳ドックで脳内の血管状態を把握しておくことが大切なのです。できることなら、年に1回、それが無理なら最低でも2年から3年に1度は脳ドックを受けることが必要です。早めに脳梗塞の予防対策を講じておくことは賢明なことと言えるでしょう。